令和6年8月14日、松山西署管内において、架空料金請求詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和6年4月18日、松山市在住の10歳代男性の携帯電話に、NTTファイナンスを名乗る自動音声電話がかかり、ガイダンスの内容に従って番号を押すと、同社員を名乗る男から、「アプリの未払金が30万円あり、会社から訴えられています。」「保証が使えるので、先に未払い分をお支払いいただければ全額返金できます。」「支払いはアップルギフトカードでお願いします。」などと言われ、これを信用した男性は、松山市内のコンビニエンスストアで30万円分の電子マネーを購入し、そのプリペイド番号を教えてこれを支払った。
さらに、同日中に男性の携帯電話に、行政機関を名乗る男から、「他に2社分、50万円のアプリの未払金があります。」「この50万円を支払えば、3社分の合計80万円を保証で返金できる。」などと電話があり、これを信じた男性は、松山市内のスーパーマーケットにあるATMから、相手方に指定された口座に50万円を振り込んだ。
その後、同月25日に政府機関を名乗る男から、「あなたの個人情報が悪用され、数千万円の被害が出ています。」「被害額は保証で補填しますので、大きなお金は一旦指定する口座に預けてください。」などと電話があり、これを信用した男性は、インターネットバンキングを利用して、相手方に指定された口座に200万円を振り込み、それぞれだまし取られたもの。
【被害に遭わないためのポイント】
〇「NTTファイナンス」や「NTT」を名乗り、金銭をだまし取ろうとする電話やメールによる特殊詐欺が多発しています。
〇「電子マネーを買って番号を教えて。」は詐欺です。
〇身に覚えのない未納料金の支払いを求めるメールや電話等が来た際は、記載された連絡先にかけ直すことなく警察に相談してください。
〇電話でお金の話が出れば、一旦電話を切って、家族、知人、警察に相談しましょう。
※架空料金請求詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも情報発信しています。