伊予警察署管内において、証券会社を名乗る予兆電話を認知しました。
【予兆電話内容】
令和6年6月14日午後5時頃、伊予市に住む70歳代女性方の固定電話に、証券会社社員を名乗る男から、「800万円の証券の権利が当たりました。あなたが受け取らなければ、他の人に渡ります。」などと電話があり、女性が、「興味がないのでいらないです。」旨答えると、「また後日、確認のために電話します。」と言われ、電話が切れた。
すると、本日(同月17日)午後1時30分頃、同じ固定電話に、前回と同じ男から、「証券の権利をどうしますか。」などと電話があり、女性は相手の名前や会社の電話番号を聞きましたが、男は答えませんでした。さらに、「弁護士から電話します。」と言って電話が切れましたが、女性が警察に相談したことで、被害には遭っていません。
この電話は、この後、「権利を譲ることは名義貸しで犯罪になる。」「名義貸しをしたことで、口座が凍結されてしまうため、現金を宅配便で送って。」などと要求される詐欺に発展する可能性があります。
【被害に遭わないためのポイント】
〇固定電話への予兆電話は、近接する地域に連続してかかる可能性があります。
〇固定電話は、在宅時でも常に留守番電話に設定しておくことで、詐欺電話や迷惑電話を防ぐことができます。
〇電話の相手は見えないため、電話でお金の話になれば、相手の名前や会社名の連絡先を聞いて、その会社に確認してください。
〇普段かかってこないような電話があれば、家族や警察に相談しましょう。
※特殊詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。