松山西署管内で、「還付金詐欺の予兆電話があり、その数日後、身に覚えのない自身名義のインターネットバンキングが開設されていた。」という特殊詐欺を認知しました。
【概要】
令和6年4月11日昼頃、松山市在住の70歳代男性方の固定電話に、市役所の健康保険課を名乗る男から、「毎月の保険料を多く徴収していました。3万5,400円の還付金がありますので、口座に振り込みます。金融機関の口座はお持ちですか。金融機関から電話があります。」などと電話がありました。その後、金融機関職員を名乗る男から、「口座に還付金を振り込みますので、口座番号と暗証番号を教えてください。」などと電話があり、男性は相手に口座番号と暗証番号を教えてしまいました。
その数日後、男性の自宅に、【個人のお客様向けインターネットバンキング】などと記載された封書が届き、金融機関職員を名乗る男から、「封書は届きましたか。封書の中に書いてある仮確認用パスワードを教えてください。」などと電話がありましたが、男性はインターネットバンキングを開設した覚えがなく、金融機関が設定した仮確認用パスワードを聞いてくることを不審に感じ、金融機関の正規の連絡先を調べて確認したことで、被害には遭っていません。
【対策】
〇「還付金を振り込む」などという話があっても、相手が名乗った機関の連絡先を調べて、事実を確認しましょう。
〇相手が誰を名乗っていても、電話では暗証番号を教えてはいけません。
〇特殊詐欺犯人は、日々新しい手口を考えながらお金をだまし取ろうとしています。
この情報をご家族、ご友人と共有していただき、家族の絆で特殊詐欺被害をなくしましょう。
※還付金詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。