認知症治療〜暮らし方の工夫〜[茨城県 05/28 14:50] ひたちなか安全・安心メール

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 認知症の治療は大きく分けて「薬を使う事」(薬物療法)と「暮らし方」(非薬物療法)があります。今回は、「暮らし方」について紹介します。
 さて、突然ですが「人間は社会的動物である」という言葉を耳にした事はありますか?「人間はそれぞれの日々を送りながらも、同じ目標や目的を持つ人同士とつながる事で完成する性質を持つ」という意味です。つまり自分1人より誰かと2人、それ以上の人とつながり、人と過ごす事で、初めて良い暮らし方や活動が「より良い状態」になる事が出来ます。
 ここで、「人とのつながり」を得る為の方法を3つ紹介させて頂きます。
 1つ目は、認知症本人のつどい「サークルきばらし」です。こちらでは、「自分の将来の話」をしたり「簡単なスポーツ」に挑戦したり、活動は多様です。集まった皆さんがやりたい事を、どうすれば実現できるか皆さんと考えながら会を実施しています。
 2つ目は、「オレンジカフェ」です。このカフェはお茶と交流を楽しむ場で、認知症の人もそうではない人も一緒に「分かり合う事」を目的としています。市内に10カ所あり、誰でもどこのカフェでも無料で参加することが出来ます。カフェの店長は医療介護福祉の知識を持っています。「楽しめるだけではなく、タメになる」「話し相手と笑い相手に出会える」等のポジティブな場所作りに力とドリンクを注いでおります。一度ご来店してみてはいかがでしょうか?
 3つ目は、「ボランティア活動」です。ひたちなか市では、「チームオレンジ」と呼ばれるボランティア団体があります。認知症であっても暮らしやすい社会になったら良いなという気持ちで「人の為に何かしたい」「認知症の事をしっかり知りたい」方々が集まっています。物忘れが気になる方も、そうでない方も誰もが気軽に参加する事ができ、イベントの企画や、傾聴ボランティア、認知症に対する普及活動を行っています。人と知り合い、活動に参加し、定期的に集まり、認知症に関する学びを深めて、よりアナタに磨きがかかるチャンスになるかもしれません。
 さて、本記事の最後となりますが、認知症という病気はまだまだ難儀なものです。ただ、今の自分が「どのように暮らしていくか、暮らしたいか」を考える事は、誰もが出来るチャレンジです。ぜひ、病気に対し悲観的になるだけではなく、暮らし方に主な目線をおいて、あなた自身の生活を考えて頂ければと思います。

認知症地域支援推進員は,電話相談・自宅訪問を行っております。お気軽にお住まいの地域を担当する地域包括支援センターの認知症地域支援推進員にご相談ください。

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住所金上562-1
担当中学校区:勝田第一

大島中学校区地域包括支援センター
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担当中学校区:大島

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北部地域包括支援センター
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担当中学校区:勝田第三,佐野

東部地域包括支援センター
電話 029-264-1501
住所 烏ケ台11835-2
担当中学校区:那珂湊,美乃浜学園

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