令和6年12月25日、県内において携帯電話へのオレオレ詐欺の予兆電話を3件認知しました。
【予兆電話の内容等】
1 同日午前8時15分頃、西予市在住の70歳代女性の携帯電話に、法務局総合通信局をかたる男から、「2024年11月5日に東京都新宿区で、あなた名義の携帯電話が契約されているが、その電話の使用料金が未納となっている。この電話は違法な通信がなされているので、2時間以内に廃止しなければならない。警察庁の者と代わるので、話をしてください。」などと電話があり、警察庁サイバー局組織犯罪対策部をかたる男に電話が代わり、「あなたの個人情報が漏れている。住所、氏名、生年月日を教えてくれ。このまま電話で事情聴取する。」などと言われましたが、女性が詐欺の電話だと気付いたことで被害に遭っていません。
2 同日午前9時頃、松山市(松山東署管内)在住の50歳代男性の携帯電話に、愛知県警をかたる男から、「詐欺集団の容疑者を検挙したら、あなたの名前が出ました。愛知県に心当りはありませんか。」などと電話がありましたが、男性が詐欺の電話だと気付いたことで被害に遭っていません。
3 同日午後2時頃、八幡浜市在住の50歳代女性の携帯電話に、警視庁捜査二課をかたる男から、「兵庫県警察本部に来てほしい。何か事件に巻き込まれている覚えはないか。周囲に他の人がいると邪魔になるので、どんな環境で電話を受けているか教えてほしい。」などと電話がありましたが、女性が詐欺の電話だと気付いたことで被害に遭っていません。
※これらの予兆電話は、警察官や検察官をかたる犯人から、「あなた名義で携帯電話を契約した暴力団員を逮捕した。」「あなたに共犯の疑いがかかっている。」などと言われ、「資金調査をする必要がある。」「守秘義務があるため、このことは誰にも言ってはいけない。」などとお金の振込みを要求されたり、インターネットバンキングの開設を求められたりするオレオレ詐欺に発展します。
【被害に遭わないためのポイント】
〇「+」や「010」から始まる国際電話番号による特殊詐欺が多発しています。
〇国際電話番号からの発信で、全国の警察機関で使われている末尾が「0110」や「110」の番号を使い、警察官を名乗って電話をかけてくる特殊詐欺事件も発生しています。
〇警察官や検察官が調査の名目で現金の振込みを要求することはありません。
〇電話で警察官や検察官を名乗っていても、お金の話になれば、詐欺を疑い、担当者の所属や名前を確認する、一旦切って相手が名乗った警察署にかけ直して確認するなどの対応をしてください。
〇電話でお金の話が出れば、一旦電話を切って、家族、知人、警察に相談しましょう。
※特殊詐欺被害アラート発令中!
【12月23日(月)?12月30日(月)】
※愛媛県警察公式YouTubeチャンネルで、愛媛県内に居住する方にかかってきた、実際の詐欺電話・音声を公開中です。
音声を確認して、詐欺のだまし言葉などを知っておきましょう。
→【愛媛県警察公式YouTubeチャンネル「総務省の自動音声から始まるオレオレ詐欺の電話 実際の会話」】
https://www.youtube.com/watch?v=z15PMKEAdsc&list=PLYpadMja0OeG6agEMdbdA8VMa0W78_NdY&index=7
※特殊詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。
携帯電話へのオレオレ詐欺の電話に注意!
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