令和6年12月17日、新居浜警察署管内で、警察官をかたるオレオレ詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和6年12月9日、新居浜市在住の30歳代女性の携帯電話に警視庁捜査第二課の刑事を名乗る甲女から、「資金洗浄事件で捕まえた犯人の自宅から、あなた名義のキャッシュカードがでました。」「あなたに逮捕状が出ている。」などと電話があり、同人から指示されたSNSのアカウント登録を行いました。
その後、同SNSのビデオ通話機能を使って、愛知県警察捜査第二課の刑事を名乗る乙男とやり取りを行うこととなり、同人から警察手帳等を見せられたことで刑事だと信用し、同人から聞かれた口座残高等の質問に全て答えました。
翌10日、検事を名乗る丙男から、ビデオ通話で、「資金調査を行う必要があるため、あなたのお金を一旦指定の口座に預けてください。」「調査が終われば、お金は今日中に返還します。」などと言われたことから、これを信用した女性は、ビデオ通話をつないだまま新居浜市内の金融機関に行き、同所の窓口から丙男が指定した口座に262万円を振り込み、さらに、新居浜市内の別の金融機関に設置されたATMから158万円を同人から指定された口座に振り込み、合計420万円をだまし取られました。
【被害に遭わないためのポイント】
〇警察官をかたるオレオレ詐欺が増加しています。
警察官は職務上、SNSのアカウント交換やビデオ通話を求めることはなく、ビデオ通話を通じて警察手帳等を示すこともありません。
〇警察官(刑事)や検察官(検事)が、調査の名目で現金の振込みを要求することはありません。
〇「調査が終われば、お金は返還します。」は詐欺の言葉です。
〇電話で警察官を名乗っていても、お金の話になれば詐欺を疑い、相手の所属や名前を確認する、一旦切って相手が名乗った警察署にかけ直して確認するなどの対応をしてください。
※愛媛県警察公式YouTubeチャンネルで、愛媛県内に居住する方にかかってきた、実際の詐欺電話・音声を公開中です。
音声を確認して、詐欺の手口を知りましょう。
→ 【愛媛県警察公式YouTube 警察官を名乗るオレオレ詐欺の詐欺電話 実際の会話】
https://www.youtube.com/watch?v=P6M17BZ3xtY&list=PLYpadMja0OeG6agEMdbdA8VMa0W78_NdY&index=6
※オレオレ詐欺の被害は、県内全域で発生するおそれがあるため、県内全域に配信しています。
警察官をかたるオレオレ詐欺の被害を認知しました
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