令和6年7月23日及び25日に、特殊詐欺の予兆電話を複数認知したため、特殊詐欺被害アラートを発令しました。
発令期間は、令和6年7月25日(木)から8月1日(木)までの間です。
愛媛県内に特殊詐欺の電話が多くかかっていますので、いつも以上に警戒をお願いします。
【予兆電話のあった日と地域】
〇7月23日(火):松山市(松山東警察署管内)、今治市(今治警察署管内)
〇7月25日(木):西条市(西条西警察署管内)、伊予郡砥部町(松山南警察署管内)、松山市(松山東警察署管内)
【予兆電話の特徴等】
今回、認知している予兆電話6件のうち、4件が還付金詐欺の予兆電話です。
還付金詐欺では、自治体、公的機関や金融機関の職員を装う犯人から、「還付金(払戻金)があります。事前に案内しており、期日は過ぎていますが、今なら手続ができます。」などと電話があります。
その後、犯人は「ATMに行ってもらえれば手続を案内します。」などと言ってATMへ誘導して操作を指示して、犯人が管理する口座への送金をさせたり、場合によっては、インターネットバンキングを使うように指示するなどしてお金をだまし取ります。
残りの2件は、「電話が使えなくなる。1番を押してください。」などという自動音声ガイダンスから始まる予兆電話です。
そのガイダンスに従い操作すると、オペレーターを名乗る犯人に繋がり、「あなた名義の携帯電話が犯罪に利用されている。警察と話す必要がある。」などと言われた後、警察や検察を名乗る犯人から、「詐欺グループリストに名前が載っている。口座も悪用されている。引き続き連絡を取る必要がある。」などと言われ、連絡を取っていると、資金調査や口座凍結回避等の名目で、振込を求められたり、インターネットバンキングを使うよう指示されるなどしてお金をだまし取られる被害に遭います。また、連絡の過程でSNS(LINE)の連絡先交換を求められる事例も確認しています。
【被害に遭わないためのポイント!】
〇自治体、公的機関や金融機関の職員が、ATMで保険料や医療費、年金などの還付の手続を依頼することはありません。
〇電話でお金の話になれば、一旦電話を切って、誰かに相談しましょう。
〇携帯電話で通話をしながらATMを操作している人を見かけた時は、勇気を持った声掛けと警察への通報をお願いします。
〇電話で警察官や検察官を名乗っていても、お金の話になれば、詐欺を疑い地元の警察署へ相談してください。
〇キャッシュカードの暗証番号やインターネットバンキングのパスワード等を他人に教えないようにしましょう。
〇犯人は「この話は絶対、誰にも言ってはいけない。」などと言ってきますが、それでもお金の話は、必ず誰かに相談しましょう。
【特殊詐欺被害アラートとは】
1週間のうちに、特殊詐欺の予兆電話を1日に2件以上認知した日が2日以上あった時に、注意喚起のために発令するものです。
※特殊詐欺被害アラートの情報は、県内全域に発信しています。