令和6年11月11日、宇和島警察署管内で、副業を入口とした架空料金請求詐欺の被害を認知しました。
【被害の概要】
令和6年10月初旬、宇和島市在住の70歳代男性が、自宅で携帯電話を使用しSNSアプリのニュースサイトを閲覧中、暗号資産に関する記事を見て、同記事に添付されていた会社のサイトに個人情報を登録したところ、同月5日頃、同社職員を名乗る片言の日本語を話す女から非通知で電話がかかり、同人の指示により、別のSNSを使用して連絡を取ることとなり、同社女性職員を名乗る甲から、暗号資産による投資を勧められたことから、同人の指示により、暗号資産取引所のアプリを登録しました。
また、同月15日、同人の指示により、別のSNSアプリをインストールしたところ、同社女性社員を名乗る乙からも連絡が入るようになり、同人の勧めにより、抽選イベントに参加する旨返事していたところ、同月18日、同人から、「合計2万ドルが当選した。」「男性のアカウントに当選金が追加されます。」旨の連絡がありました。
しかし、同日、国外税関職員を名乗る丙から、「取引に関し監査を実施したため、あなたの資金が保留になった。」旨のメッセージが届いたので、男性は、SNSアプリで前記乙に報告しました。
その後、甲及び乙を含む4人の人物から、「当選金を受け取るためには、日本円で投資する必要がある。」「暗号資産取引所から日本へ送金するためには、41万円の手数料が必要である。」「暗号資産取引所からあなたの口座に送金できないので、海外の銀行から日本の口座に送金したいが、そのためには75万円の手数料が必要。」などと言われ、これを信用した男性は、当選金を受け取るために、同月18日から同月31日までの間、合計6回にわたり、現金を暗号資産に変換した上、相手方に指定されたアドレスに送信し、総額約335万円相当の暗号資産をだまし取られました。
【被害に遭わないためのポイント】
〇投資や副業名目で少額のお金を儲けさせて信用させた上、高額報酬をうたって大金をだまし取る詐欺が多発しています。
〇インターネット上のやり取りだけの間柄で大金を稼ぐことができるような話は詐欺の可能性が高いので注意してください。
※特殊詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。
副業を入口とした架空料金請求詐欺の被害を認知しました
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