令和6年9月3日に新居浜署管内で、被害総額約2,010万円のSNS型ロマンス詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和6年6月初旬、新居浜市在住の50歳代女性が開設しているSNSアカウントに日本人男性を名乗る相手からメッセージが届き、以後、別のSNSを利用してやりとりを重ねるうちに同人に恋愛感情・親近感を持つようになり、同人から「将来のために一緒に投資してみないか。」旨のメッセージが届きました。
女性は、同男性から勧められた投資アプリをダウンロードし、同月19日に指定された口座に10万円を振り込んだところ、翌日には利益が出た上、オペレーターを通じて出金できたことから、さらに同人のことを信用しました。
その後、同人からの指示に従い、暗号資産取引を開始し、同人や同アプリのオペレーターの指示に従い、同月26日以降、現金を暗号資産に交換し、4回にわたり、指定されたアドレスに合計約1,500万円分の暗号資産を送信しました。
その後、同アプリで利益が出たことを確認できた女性は、暗号資産を出金しようとしたところ、同オペレーターから、「出金には税金を支払う必要がある。」などと言われ、同年8月13日に、手数料名目として約500万円分の暗号資産を指定されたアドレスに送信し、合計約2,000万円分の暗号資産をだまし取られました。
【被害に遭わないためのポイント】
〇SNS型ロマンス詐欺では、好意や親近感を抱いた相手から、「将来のためにお金が必要」などと言われ、投資名目にお金を振り込ませる被害が多発しています。
〇「必ずもうかる。」「あなただけにご紹介」などのあたかも利益が出るような口ぶりで投資を持ち掛けられたら、詐欺を疑いましょう。
〇SNSを通じて知り合っただけの一度も会ったことのない人からお金の話が出たら、詐欺を疑ってください。
〇個人名義の口座にお金を振り込ませようとしたり、振込先がすぐに変わる場合は、詐欺を疑ってください。
※SNS型投資・ロマンス詐欺の被害は、県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。