令和6年8月16日、西条警察署管内で、架空料金請求詐欺の被害を認知しました。
【被害の概要】
令和6年8月9日、西条市在住の60歳代女性の携帯電話にNTTファイナンス職員を名乗る甲男から、「暗号資産取引所の料金滞納と違約金の支払いがある。」「民事裁判になっている。」「29万3,000円を支払えば、95%は返還対応できる。」などと電話があり、これを信用した女性は、同日、インターネットバンキングを利用して、29万3,000円を相手方から指定された口座に振り込みました。
さらに、同日、政府機関職員を名乗る乙男から、「別の暗号資産取引所にもあなたの登録があり、未納料金と違約金の支払いが50万円ある。」などと電話があり、これを信用した女性は、インターネットバンキングを利用して、50万円を相手から指定された口座に振り込みました。
その後、同月11日、女性の携帯電話に、別の政府機関職員を名乗る丙男から電話があり、「ハッキングされたあなたの携帯電話から大量のウイルスが送信され、何件も訴訟がきている。」「訴訟の金額が大きいので、保険に入る必要がある。」「示談になったが、保険の手続が間に合わないので、1,000万円を代わりに支払ってほしい。」などと言われ、これを信用した女性は、インターネットバンキングを利用して、同日から15日までの間に4回にわたり、合計1,350万円を相手から指定された口座に振り込み、それぞれだまし取られました。
【被害に遭わないためのポイント】
〇「NTTファイナンス」や「NTT」を名乗り、金銭をだまし取ろうとする電話やメールによる特殊詐欺が多発しています。
〇「あとで95%は返還対応できる。」などと言われ、現金を振り込むように指示された場合は、「詐欺」を疑いましょう。
〇インターネットサイトやアプリの未納料金等、身に覚えのない支払いを求める電話やメールは「詐欺」を疑い、一旦、電話を切って、家族、知人、警察に相談しましょう。
※特殊詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信させていただいております。