令和6年8月2日、四国中央警察署管内において、特殊詐欺(オレオレ詐欺)の予兆電話を認知しました。
【予兆電話内容】
令和6年8月2日午前9時頃、四国中央市内在住の60歳代女性方の固定電話に、「電話が止まります。」などと自動音声ガイダンスの電話があり、ガイダンスの後、オペレーターをかたる男につながり、「あなたの固定電話が詐欺グループの使っていた携帯電話の連絡先になっていたので、電話を止めます。」などと言われました。
その後、新宿警察署の職員をかたる者から女性の携帯電話に電話があり、「資金洗浄事件で押収した携帯電話の登録であなたの固定電話が連絡先になっている。犯人は、あなたに500万円を支払って口座を開設してもらったと言っている。」などと言われた後、東京の検察官をかたる者からも電話があり、「固定電話を止めないためには、ネットバンキングを上限500万円で口座開設してください。今日中に開設しないと犯罪に協力したことになって逮捕になる。口座を開設すれば連絡ください。」などと言われましたが、女性が四国中央警察署へ相談したことで、被害に遭っていません。
【被害に遭わないためのポイント】
〇警察官や検察官がインターネットバンキングを開設するように求めることはありません。
〇相手が誰を名乗っていても、電話で口座番号や暗証番号を教えてはいけません。
これらを教えることで、犯人に不正にインターネットバンキングを開設される可能性があります。
〇固定電話への予兆電話は、近接する地域に連続してかかる可能性があります。
〇固定電話は、在宅時でも常に留守番電話に設定しておくことで、詐欺電話や迷惑電話を防ぐことができます。
〇相手が誰であっても、電話でお金の話になれば、一旦電話を切り、家族や知人、警察に相談しましょう。
※特殊詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。