実在する機関をかたるサギ電話にご注意を[愛媛県 07/30 16:55] 愛媛県警察 安全・安心メールマガジン

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松山東警察署管内において、実在する機関をかたるサギの予兆電話を2件認知しました。

【予兆電話内容等】

1.令和6年7月30日午前10時頃、松山市在住の70歳代男性方の固定電話に、「こちらは総務省です。電話が使えなくなるので、1番を押してください。」などという自動音声ガイダンスの電話がありましたが、男性が電話を切ったことで被害には遭っていません。

※この種類の予兆電話は、自動音声ガイダンスの後、警察官や検察官を名乗る犯人につながり、「電話があなた名義で不正に契約されている。」「口座(お金)の調査をする必要がある。」「捜査(調査)の秘密になるので絶対に誰にも言ってはいけない。」などと言われ、お金の振込を要求されたり、インターネットバンキングの開設を求められたりするサギ被害に発展します。

2.同日午後0時頃、松山市在住の50歳代男性の携帯電話に、インターネットホットラインセンターの職員をかたる男から「クレジットカードを使ってバッグを買われた支払いの連絡をしました。」などと電話があり、男性が、心当たりがないことを伝えると、相手の男は「これは詐欺かもしれません。被害届と無関係証明書が必要になります。手続のため高知県警捜査二課に電話をつなぎます。」などと言い、その後、高知県警捜査二課の職員をかたる男につながりましたが、男性が折り返すことを伝えると、男が折り返し先として実際の高知県警察本部の電話番号(088?826?0110)を伝え、男性が高知県警察本部へ連絡したことで、サギの電話だと気付き、被害には遭っていません。なお、この電話は+(プラス)からはじまる国際電話番号が使われていました。

※この種類の予兆電話は、「あなた名義のクレジットカードが不正に使われている。あなたも詐欺事件の共犯者となる。このままでは逮捕されるが、検察官に優先調査をお願いすれば逮捕されないかもしれない。優先調査をする上で、あなたが逃走しない保証金を納める必要がある。事件に関係ないことが判明すれば、返金される。」などと言われ、現金に振込を要求されるなどのサギ被害に発展します。

【被害に遭わないためのポイント】

〇「電話(電気)が止まります。」という自動音声ガイダンスの電話はサギです。

〇相手が誰を名乗っていても、電話で口座番号や暗証番号を教えてはいけません。

 これらを教えることで、犯人に不正にネットバンクを開設される可能性があります。

〇固定電話への予兆電話は、近接する地域に連続してかかる可能性があります。

〇固定電話は、在宅時でも常に留守番電話に設定しておくことで、詐欺電話や迷惑電話を防ぐことができます。

〇「+(プラス)」や「010」から始まる国際電話番号による特殊詐欺が多発しています。

〇相手が誰であっても、電話でお金の話になれば、一旦電話を切り、家族や知人、警察に相談しましょう。

※特殊詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。

※特殊詐欺被害アラート発令中!【7月25日(木)?8月1日(木)】

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