令和6年7月19日、愛媛県内(四国中央署管内、松山南署管内、松山東署管内)において特殊詐欺の予兆電話を複数認知しました。
固定電話に限らず、携帯電話にもかかってきているのでご注意ください。
【予兆電話の内容等】
1.令和6年7月19日午前10時頃、四国中央市在住の40歳代女性の携帯電話に、ドコモカスタマーサービスをかたる男から電話があり、「あなたの家族が代々木店(東京)で契約した携帯電話が犯罪に使われており、その緊急連絡先にあなたがなっている。このまま新宿署の警察官につなぐので話すように。」などと言われ、新宿署の警察官をかたる男に電話を代わり、その男から住所や氏名、家族構成などを聞かれた上、「いつでも電話に出れるようにしておいて。」などと言われましたが、女性が地元の警察署に相談したことで被害には遭っていません。この電話は「+184」からはじまる国際電話番号でかかっていました。
2.同日午前10時頃、松山市在住の50歳代男性の携帯電話に、NTTファイナンスをかたる男から「未納料金が発生しています。放置されますと法的手続に移行されます。」などと電話がありましたが、男性が警察に相談したことで被害には遭っていません。この電話も国際電話番号でかかっていました。
3.同日午前11時頃、松山市在住の70歳代男性方の固定電話に、市役所職員をかたる男から、「奥さんに払戻しの保険料があります。還付金は3万5,000円あります。10分したら金融機関から電話があります。」などと電話の後、金融機関職員をかたる男から電話があり、「払い込みをします。自動支払いなら2,200円かかります。」などと言われましたが、男性がサギの電話だと気付き、電話を切ったことで被害には遭っていません。
【被害に遭わないためのポイント】
〇相手が警察官や官公庁職員を名乗っていても、電話で口座番号や暗証番号を教えてはいけません。
これらを教えることで、犯人に不正にインターネットバンクを開設される可能性があります。
〇警察官をかたる犯人は、「この話は絶対に、誰にも話してはいけない。」「秘密保持契約をする必要がある。」などと口止めをしてきますが、お金の話は必ず、誰かに相談しましょう。
〇市役所などの自治体の職員や、金融機関職員が電話でATMの操作をお願いすることはありません。
〇携帯電話で通話しながらATMを操作している人を見かけた時には、勇気を持った声掛けをお願いします。
〇固定電話への予兆電話は、近接する地域に連続してかかる可能性があります。
〇固定電話は、在宅時でも常に留守番電話に設定しておくことで、詐欺電話や迷惑電話を防ぐことができます。
〇相手が誰であっても、電話でお金の話になれば、一旦電話を切り、家族や知人、警察に相談しましょう。
※特殊詐欺被害アラート発令中!【7/12(金)?7/19(金)】
※特殊詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。