令和6年7月17日、愛媛県内において特殊詐欺の予兆電話を複数認知しました。
【予兆電話の内容等】
1.令和6年7月17日午後1時頃、松山市在住の60歳代男性方の固定電話に、市役所職員をかたる男から「今年の2月に送った書類の返送がまだなんですが。」などと還付金詐欺の予兆電話がありましたが、男性が表示された電話番号からサギの電話だと気付き、被害には遭っていません。
2.令和6年7月17日午後2時頃、宇和島市在住の60歳代女性方の固定電話に、自動音声ガイダンスで「総務省です。すべての電波が切れます。使えなくなります。」などと電話がありましたが、女性が電話を切ったことで、被害には遭っていません。
3.令和6年7月17日午後2時頃、新居浜市在住の40歳代女性方の固定電話に、自動音声ガイダンスで「総務省です。この電話は使えなくなります。」などと電話がありましたが、女性が電話を切ったことで、被害には遭っていません。
※2.3の予兆電話は、自動音声ガイダンスの後、警察官や検察官をかたる犯人につながり、「電話があなた名義で不正に契約されている。」「口座(お金)の調査をする必要がある。」「捜査(調査)の秘密になるので絶対に誰にもいってはいけない。」などと言われ、お金の振込を要求されたり、インターネットバンキングの開設を求められたりするオレオレ詐欺に発展します。
【被害に遭わないためのポイント】
〇市役所などの自治体の職員や、金融機関職員が電話でATMの操作をお願いすることはありません。
〇携帯電話で通話しながらATMを操作している人を見かけた時には、勇気を持った声掛けをお願いします。
〇「電話(電気)が止まります。」という自動音声ガイダンスの電話はサギです。
〇相手が官公庁職員を名乗っていても、電話で口座番号や暗証番号を教えてはいけません。
これらを教えることで、犯人に不正にネットバンクを開設される可能性があります。
〇固定電話への予兆電話は、近接する地域に連続してかかる可能性があります。
〇固定電話は、在宅時でも常に留守番電話に設定しておくことで、詐欺電話や迷惑電話を防ぐことができます。
〇相手が誰であっても、電話でお金の話になれば、一旦電話を切り、家族や知人、警察に相談しましょう。
※特殊詐欺被害アラート発令中!【7/12(金)?7/19(金)】
※特殊詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。