令和6年7月11日及び12日に、特殊詐欺の予兆電話を複数認知したため、特殊詐欺被害アラートを発令しました。
発令期間は、令和6年7月12日(金)から7月19日(金)までの間です。
愛媛県内に特殊詐欺の電話が多くかかっていますので、いつも以上に警戒をお願いします。
【予兆電話のあった日と地域】
〇7月11日(木):新居浜市、西条市(西条西警察署管内)、松山市(松山東警察署管内)、大洲市
〇7月12日(金):西条市(西条警察署管内)
【予兆電話の特徴等】
今回、認知している予兆電話8件のうち、7件が総務省職員などをかたる犯人からの電話です。
この種類の予兆電話は、「電話が使えなくなる。1番を押してください。」などという自動音声ガイダンスから始まり、ガイダンスに従い操作すると、オペレーターを名乗る犯人に繋がり、「あなた名義の携帯電話が犯罪に利用されている。警察と話す必要がある。」などと言われた後、警察や検察を名乗る犯人から、「詐欺グループリストに名前が載っている。口座も悪用されている。引き続き連絡をとる必要がある。」などと言われ、連絡を取っていると、資金調査や口座凍結回避などの名目で、振込を求められたり、インターネットバンキングを使うよう指示されるなどしてお金をだまし取られる被害に遭います。また、連絡の過程でSNS(LINE)の連絡先交換を求められる事例も確認しています。
残りの1件は、造幣局をかたる自動音声ガイダンスで、「2時間後に旧札が使えなくなります。」などという新紙幣発行に便乗した架空料金請求詐欺の予兆電話となっています。
【被害に遭わないためのポイント!】
〇電話でお金の話になれば、一旦電話を切って、誰かに相談しましょう。
〇電話で警察官や検察官を名乗っていても、お金の話になれば、詐欺を疑い地元の警察署へ相談してください。
〇キャッシュカードの暗証番号やインターネットバンキングのパスワード等を他人に教えないようにしましょう。
〇犯人は「この話は絶対、誰にも言ってはいけない。」などと言ってきますが、それでもお金の話は、必ず誰かに相談しましょう。
〇「旧紙幣(旧札)が使えなくなる。」という電話は詐欺です。旧紙幣は引き続き使用することが出来ます。
【特殊詐欺被害アラートとは】
1週間のうちに、特殊詐欺の予兆電話を1日に2件以上認知した日が2日以上あった時に、注意喚起のために発令するものです。
※特殊詐欺被害アラートの情報は、県内全域に発信しています。