松山市内において、特殊詐欺の予兆電話を2件を認知しました。
【予兆電話内容】
令和6年7月1日午前9時30頃、松山南署管内に住む50歳代女性方の固定電話に、総務省職員を名乗る者から「あなた名義で契約されている携帯電話から迷惑メールが送信されている。数時間後にあなた名義の電話が使用できなくなる。新宿警察署の緊急ダイヤルなら電話で被害届が出せるので、このまま転送する。」などという電話がありました。
同日午前9時30分頃、松山南署管内に住む70歳代女性方の固定電話に、男から「迷惑メールを送信している。2時間後には通信が止まります。思い当たることありますか。」などという電話がありました。
いずれも、予兆電話を受けた方が、松山南署へ相談したことで、被害には遭っていません。
この種類の予兆電話は、警察官や検察官を名乗る犯人から、「口座(お金)の調査をする必要がある。」「捜査(調査)の秘密になるので絶対に誰にもいってはいけない。」などと言われ、お金の振込を要求されたり、インターネットバンキングの開設を求められたりするサギ被害に発展します。
【被害に遭わないためのポイント】
〇相手が誰を名乗っていても、電話で口座番号や暗証番号を教えてはいけません。
これらを教えることで、犯人に不正にネットバンクを開設される可能性があります。
〇固定電話への予兆電話は、近接する地域に連続してかかる可能性があります。
〇固定電話は、在宅時でも常に留守番電話に設定しておくことで、詐欺電話や迷惑電話を防ぐことができます。
〇相手が誰であっても、電話でお金の話になれば、一旦電話を切り、家族や知人、警察に相談しましょう。
※特殊詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。