令和6年5月28日に松山南署管内で、被害総額約8,500万円のSNS型投資詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和6年3月上旬頃、松山市在住の40歳代女性が使用する携帯電話に女を名乗る犯人からSNSで友達申請があり、女性が友達登録し、金の投資に関するやりとりをする中で、その者から、「叔父から金の投資について教えてもらい利益を得た」とメッセージがあり、叔父と名乗る者を紹介され、直接、別のSNSでやりとりするようになった。
女性は、その叔父と名乗る者の指示に従い、投資アプリをインストールしたところ、アプリ内で利益が出たことから、同人物を信用した女性は、同年3月25日から同年4月24日までの間、金の投資名目に、松山市内の自宅等においてネットバンキング等を利用して、指定された金融機関口座に15回にわたり、現金合計6,100万円を振り込んだ。
さらに、女性は、投資アプリ上で利益が出ていたことから、これを出金しようとしたところ、叔父を名乗る者から、「口座が凍結されており、解除のために検証金が必要だ」などとメッセージがあり、これを信用した女性は、同年4月29日から同年5月14日までの間、同様の方法で、叔父を名乗る者から指定された金融機関口座に7回にわたり、現金合計約2,400万円を振り込み、それぞれだまし取られたもの。
【被害に遭わないためのポイント】
SNSを利用した投資詐欺が急増しています。
〇 直接会話することなく、SNS上のメッセージだけでやりとりする。
〇 個人名義の口座にお金を振り込ませようとする。
〇 投資の当初、実際に利益分として現金を出金できたとしても、以後、振込先口座を頻繁に替える。
などがあれば、一度冷静になり、家族や友人、警察に相談してください。
※SNS型投資詐欺の被害は、特殊詐欺被害と同じように、県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。