令和６年５月２９日に松山南署管内においてオレオレ詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和６年２月１２日、松山市に住む８０歳代女性の携帯電話に通信事業者を名乗る者から電話があり、その際、「検察官に代わる。」と言われ、検察官を名乗る甲男から、「あなた名義で契約されている携帯電話を覚醒剤事件の犯人が使用していた。」「あなたが犯罪に加担していないことを証明するため、あなたのお金を検査します。」「あなたが持っているお金を指定する口座に振り込んでください。」「検査が終われば、お金は返します。」「毎日、朝と夜に検事の乙男に電話してください。」等と言われ、これを信用した女性は、毎日、指定された時刻に検察官を名乗る乙男に電話をしていた。
また、乙男との定時連絡に際して、「ちゃんとお金は送料までそろえてお返しします。」「極秘で動いていることなので、誰にも相談してはいけません。」等とも言われたことから、女性はこれを信用し、誰にも相談することなく、令和６年３月１３日から同年５月１８日までの間、甲男から指定された金融機関口座に合計２７回にわたり、現金合計１，３２０円を振り込み、だまし取られたもの。
【被害に遭わないためのポイント】
〇警察や検察庁の職員を名乗り、指定する銀行口座に現金を振り込ませること、また決まった時刻に毎日連絡させるようなことはありません。そのような連絡があれば、それは「詐欺」です。
〇警察が「誰にも相談してはいけない」と言うことはありません。もしそのようなことを言われても家族や友人、また地元の警察に相談してください。
※特殊詐欺被害アラート発令中
【５月２３日（木）?５月３０日（木）】
※ オレオレ詐欺の被害は、県内全域で発生する可能性があるため、発生地以外の市町の方にも情報発信しています。