令和6年5月15日、松山東署管内において、架空料金請求詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和6年5月4日、松山市に住む60歳代男性の携帯電話に、NTTファイナンスを名乗る男から、「定額サービスの未払い料金があります。」「サービス提供会社が訴訟準備をしているので、遅延料金を支払う必要があります。」などと電話があり、これを信じた男性は、即時、相手方に指定された口座にインターネットバンキングで現金30万円を入金した。
同男から、「未払い料金が発生しているのは、個人情報が漏えいしているせいかもしれない。」「行政機関から連絡があると思います。」などと言われ、その後、行政機関を名乗る男から、「あなたの個人情報が漏えいして定額サービスが誤登録されていた。」「他にも誤登録されているサービスがあり、50万円の未払い料金がある。」「50万円を負担してもらえれば補償できる。」などと電話があり、これを信じた男性は、同日、松山市内の商業施設のATMから、相手方に指定された口座に現金50万円を振り込んだ。
さらに同月6日、男性の携帯電話に、政府機関を名乗る男から、「あなたの携帯電話から漏えいした個人情報が犯罪に使われ、多数の被害者が出ている。」「警察に捜査されたり、被害者から賠償請求されたりする可能性がある。」「保険に加入して被害者に補償をしたほうがいい。」「保険料で50万円が必要になる。」などと電話があり、これを信じた男性は、同日、松山市内の商業施設のATMから、相手方に指定された口座に現金50万円を振り込み、合計130万円をだまし取られたもの。
【被害に遭わないためのポイント】
〇通信事業者を名乗り、インターネットサイト未納料金の支払いを求める電話やメールは「詐欺」です。
〇未納料金の支払いを求めるメール等が来た際は、記載された連絡先にかけ直すことなく、警察に相談してください。
〇電話でお金の話になれば、一旦電話を切って、家族、知人、警察に相談しましょう。
※架空料金請求詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信させていただいております。