令和6年5月1日に松山南署管内において官公庁職員等をかたるオレオレ詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和6年3月25日、松山市に住む30歳代男性の携帯電話に、官公庁職員を名乗る男から、「あなた名義の携帯電話が犯罪に利用されている。」「2時間以内に手続をしなければ電話を停止する。」「事件担当の県警から電話をかけさせます。」などと言われた。
しばらくすると、警察官を名乗る男から、「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている。」「被害届を出すことができる。」「昨年10月頃、金融機関でキャッシュカードを作っていないか。」「特殊詐欺に使われている。」「担当検事のSNSを教えるから登録してほしい。」などと言われ、これを信用した男性は、教えられたSNSのアカウントを登録した。
その後、同アカウントにより検察官を名乗る男から、「あなたが事件に関係ないことを証明するために資金を確認しなければならない。」「お金を集めて指定する口座に振り込んでほしい。」「関係ないことが証明されれば預かったお金は返す。」などと言われ、これらのことを信用した男性は、翌26日に検察官を名乗る男から指定された口座に約150万円を振り込んだ。
さらに、検察官を名乗る男から、「あなた名義の口座が事件で使われ、被害額が2億4,000万円になっている。」「あなたが逮捕された場合に必要な保釈金200万円を振り込んでほしい。」などと言われ、男性は、同月30日、検察官を名乗る男から指定された口座に約200万円を振り込み、合計約350万円をだまし取られたもの。
【被害に遭わないためのポイント】
〇 警察や検察庁の職員を名乗り、銀行口座情報、預金の移動を求める会話やメールは「詐欺」です。警察等が、ショートメッセージやメールでやりとりすることや、SNSを登録するように依頼することはありません。
〇 国際電話番号による特殊詐欺が急増しています。
「+1」や「010」などから始まる番号は、国際電話番号であり、このような表示の電話には出ない、かけ直さないようご注意ください。
※オレオレ詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信させていただいております。