明日、9月20日は一斉消毒の日です。
今年8月30日と31日、佐賀県内の2農場において、平成30年の岐阜県での発生以降初めて九州で豚熱の発生が確認されたことを受け、9月5日、国は九州全域をワクチン接種推奨地域に追加しました。宮崎県では9月1日から登録飼養衛生管理者研修会を開催するなど、ワクチン接種体制を整備するとともに、本日、知事による豚熱ワクチン接種命令を告示いたしました。今後、9月27日から県内全域を対象にワクチン接種を行っていくこととなりますが、豚飼養農家の皆さまにおかれましては次の4項目の対策の徹底をお願いします。
? 農場に出入りする畜産関係車両の、入退場時の消毒を徹底。
※と畜出荷の際は、と畜場内での車両の水洗・消毒の徹底。
? 外部導入した豚の隔離と健康観察。
? 野生動物侵入防止対策を含めた飼養衛生管理基準の遵守。
? 毎日の健康観察と特定症状(紫斑、異常豚や流死産の増加、死亡豚の増加等)が認め
られた場合の家畜保健衛生所への早期通報。
また、今年5月には、口蹄疫の発生が4年ぶりに韓国で確認され、5月18日までに、11件(牛10件、山羊1件)発生しています。これまでに本県で口蹄疫が発生する前には韓国での発生が確認されていることから、より一層の警戒が必要です。今般、世界的に新型コロナウイルス感染症が落ち着きを見せていることで、人や物の動きが活発になりつつあり、県内へのウイルスの侵入リスクが高まっています。
このような中、訪日旅行に対する需要の高まりを受けて、九州各県で韓国や台北との往来が再開しつつあり、宮崎においても9月27日にソウルとの国際定期便の再開が予定されています。常在危機の意識を高く持ち、今一度、畜舎周辺の消毒を徹底するなど、日頃からの発生防止対策の取組を強化していきましょう。
さらに、アフリカ豚熱は韓国を含むアジアの広範囲で感染が拡大しており、県内へのウイルスの侵入リスクは依然として高い状況です。日頃からの家畜の健康観察を必ず実施し、異常を認めた際は速やかに管轄の家畜保健衛生所に届け出てください。
農家の皆様方におかれましては、飼養衛生管理基準を遵守し、
不要な人の農場立入の制限、農場及び畜舎専用服・靴への交換、
消毒の徹底(踏込消毒槽の適切な使用及び消毒薬の適宜交換など)を図る等、
発生防止対策の取組の一層の強化をお願いします。
また、口蹄疫の特定症状(泡状のよだれや水ぶくれなど)や不審な野生いのししの死
体を発見した場合は、直ちに管轄の家畜保健衛生所へ通報してください。
家畜伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。
【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
登録手順
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/bosai/chishiki/manual.html
農政水産部では「ひなたMAFiN」により県の農林水産業について情報発信を行っています。
農場消毒の方法等、役立つ情報を発信していますので下記リンクよりご活用ください。
https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/kachikuboekitaisakuka/toriinnfuruennza/1634.html
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