7月10日16時20分
福岡管区気象台
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
阿蘇山では、7日から火山性微動の振幅が時々大きくなっており、本日(10日)も繰り返し発生していますが、火山活動の更なる活発化は認められません。
阿蘇山では7日07時頃から発生している火山性微動の振幅増大の現象は、本日(10日)も繰り返し発生しています。
昨日(9日)以降は、中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅は、2マイクロメートル毎秒前後のやや大きい状態が5分から15分程度継続し、その後30分程度振幅の小さな状態になる現象を繰り返しています。
本日実施した現地調査では、中岳第一火口内の湯だまり中央部で火山性微動の増大時に明瞭な噴湯現象を確認しました。
中岳第一火口の噴煙の状況は、本日、白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がりました。
地殻変動には、特段の変化は認められていません。
火口内では、土砂や火山灰が噴出する可能性があります。また、火口付近では火山ガスに注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html
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