1月13日16時0分
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台
<噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)が継続>
新燃岳では、10日に火口直下を震源とする火山性地震がやや増加しましたが、11日以降少ない状態で経過しており、現時点で火山活動のさらなる活発化は認められません。
新燃岳では、GNSS連続観測において、昨年(2022年)11月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる伸びが認められます。
10日に火口直下を震源とする火山性地震がやや増加しましたが、11日以降少ない状態で経過しています。火山性微動は観測されていません。
監視カメラによる観測では、新燃岳火口内及び西側斜面割れ目付近の噴気の状況に特段の変化は認められません。
以上のように、霧島山を挟む基線で伸びが認められますが、現時点で火山活動のさらなる活発化は認められません。
9日からの火山性地震の回数は以下のとおりです。なお、回数は速報値であり、精査の結果、後日変更することがあります。
火山性地震
1月 9日 3回
10日 12回
11日 5回
12日 4回
13日15時まで 6回
活火山であることから、新燃岳火口内、火口縁及び西側斜面の割れ目付近では、火山灰の噴出や火山ガス等に注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
火山の状況に関する解説情報(詳細)
https://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html
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