令和7年3月12日、松山南署管内で、メールから始まる架空料金請求詐欺の被害を認知しました。
【事案の概要】
令和7年3月3日、東温市在住の50歳代男性の携帯電話に、「ご利用料金についてご確認したいことがあります。」とメールが届き、同月4日、同メールに記載された電話番号に電話すると、債権回収室お客様サポートセンター職員を名乗る甲男から、「あなたが登録したインターネットサイトの利用料金が未納です。」「今、支払えば国から補助金が出て、振り込んだお金は全額返ってくるので、未払いの料金を振込みしてください。」などと言われ、これを信用した男性は、同日、東温市内の商業施設にあるATMから、甲男から指定された口座に10万円を振り込みました。
さらに、甲男から、「データ保護協会というところが、あなたの携帯から他に登録されたサイトがないかを調査して連絡があります。」などと言われ、すぐに同協会職員を名乗る乙男から、「あなたの携帯で登録されたサイトを調べたところ、2社に登録があり、そちらも未納料金が発生しています。」「国からの補助金は1回しかもらえないので、先ほど払ってもらった分とまとめて補助金が受け取れるよう、本日中に2社とも払ってください。」などと電話があったことから、これを信用した男性は、同日、前記ATMから2回にわたり、乙男に指定された口座に合計約40万円を振り込み、それぞれだまし取られました。
【被害に遭わないためのポイント】
〇「利用料金について確認したいことがある。」などのメールにより、被害者に電話をかけさせて架空の料金を請求する特殊詐欺事案を複数認知しています。
〇「今、支払えば、あとで全額(ほぼ全額)返ってくる。」は詐欺の言葉です。
〇身に覚えのない料金請求は詐欺を疑い、家族や警察に相談しましょう。(警察相談電話 #9110)
※ 特殊詐欺の被害は、県内全域で発生する可能性があるため、発生地以外の市町の方にも情報発信しています。
【被害】「ご利用料金の確認」という詐欺メールに注意!
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