令和7年1月16日に松山南署管内で、合計約780万円相当の暗号資産を被害とするSNS型投資詐欺を認知しました。
【被害の状況】
令和6年9月中旬頃、松山市市在住の30歳代男性が携帯電話で著名な投資家を名乗る者によるSNSの投稿を見つけ、同人のアカウントに添付されたURLから、別のSNSに誘導され、同人から投資のアドバイスを受けることとなり、更にアシスタント甲を紹介され投資話を持ち掛けられたことから、これを信用した男性は、甲の指示に従い、国内の暗号資産取引所で暗号資産を購入し、更に甲から送信されたURLによって国外の暗号資産取引所アプリに登録した上で、別銘柄の暗号資産を購入する名目で、同年12月11日から同月30日までの間、複数回にわたり、同取引所アプリで開設した男性名義のウォレットに国内の暗号資産取引所から約450万円相当の暗号資産を送信しました。
すると、同取引所アプリ上で、男性が購入した暗号資産の価値が上昇し、日本円で換算すると約4,000万円となったところ、令和7年1月9日、同取引所の担当者を名乗る乙から、「暗号資産を自由に売買するには、総資産額の5パーセントの税金が必要。」との連絡を受け、これを信用した男性は、納税の名目で、同様に200万円相当の暗号資産を送信しました。
さらに、乙から、「マネーロンダリング容疑という理由で口座凍結する。」「凍結解除するには資産総額の3パーセントが必要。」と連絡があったことから、これも信用した男性は、同月13日、口座凍結解除の名目で、同様に130万円相当の暗号資産を送信し、合計約780万円相当の暗号資産をだまし取られました。
【被害に遭わないためのポイント】
SNSを利用した投資詐欺が急増しています。
〇実在する著名人をかたる。
〇直接会話することなく、SNS上のメッセージだけでやりとりする。
〇口座凍結解除名目等、色々な理由をつけて現金を振り込ませようとする。
などがあれば、一度冷静になり、家族や友人、警察に相談してください。
※SNS型投資詐欺の被害は、特殊詐欺被害と同じように、県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。
【被害】SNS型投資詐欺の被害を認知しました
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