令和６年１２月５日、県内においてオレオレ詐欺の予兆電話を５件認知しました。
固定電話に限らず、携帯電話にも特殊詐欺の電話が多くかかっていますので、いつも以上に警戒をお願いします。
【予兆電話の状況等】
１ 令和６年１２月５日午前１１時頃、今治市（今治署管内）在住の８０歳代女性方の固定電話に、ＮＴＴ職員をかたる男から「令和５年５月に登録した番号が悪用され、大変なことになっています。」等と言われ、女性が心当たりのないことを話すと、「東京の警察に電話をつなぎます。」等と言われ、東京の警察を名乗る男に電話を代わり、その男からは住所や氏名、取り扱いのある金融機関を聞かれましたが、女性が地元の警察に相談したことで被害に遭っていません。
２ 同日午後１時頃、今治市（今治署管内）在住の６０歳代女性方の固定電話に、「このままだと電話が止まる。」等という自動音声ガイダンスの電話がありましたが、女性がすぐに電話を切ったことで被害に遭っていません。
この種の電話は自動音声ガイダンスに従うと最終的に警察をかたる犯人につながり、様々な名目で現金を要求されるオレオレ詐欺に発展する可能性があります。
３ 同日午前１０時頃、四国中央市在住の５０歳代男性の携帯電話に、長崎県警をかたる男から、「長崎県警ですけど、身分証を持って来れますか。」等と電話がありましたが、男性が電話を切ったことで被害に遭っていません。
４ 同日午後０時２０分頃、東温市在住の３０歳代男性の携帯電話に、警視庁をかたる男から、「警視庁の者です。あなたキャッシュカードを紛失していませんか。大規模グループを摘発した際に、あなた名義のキャッシュカードを押収している。」等と電話がありましたが、男性が詐欺だと気付いたことで、被害に遭っていません。
５ 同日午後１時３０分頃、松山市（松山西署管内）在住の５０歳代女性の携帯電話に、警視庁をかたる男から、「山口県内であなた名義のクレジットカードが特殊詐欺の犯罪に使われている可能性があります。公的な責任が出てきます。」等と電話がありましたが、女性が弁護士に相談することを伝えると電話が切れたため、被害には遭っていません。
【被害に遭わないためのポイント】
〇警察官を装うオレオレ詐欺では、犯人がＳＮＳ（ＬＩＮＥ等）で連絡を求め、警察手帳や逮捕状のようなものを見せつける事例が確認されていますが、警察官が、職務上ＳＮＳ（ＬＩＮＥ等）のアカウントの交換やビデオ通話を求めることはありません。
〇電話で警察官や検察官を名乗っていても、お金の話になれば、詐欺を疑い地元の警察署へ相談してください。
〇犯人は「この話は絶対、誰にも言ってはいけない。」などと言ってきますが、お金の話は必ず誰かに相談しましょう。
〇携帯電話で通話をしながらＡＴＭを操作している人を見かけた時は、勇気を持った声掛けと警察への通報をお願いします。
※特殊詐欺被害アラート発令中！
【１２月２日（月）?１２月９日（月）】
※愛媛県警察公式ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルで、愛媛県内に居住する方にかかってきた、実際の詐欺電話・音声を公開中です。
音声を確認して、詐欺の手口を知りましょう。
→ 【愛媛県警察公式ＹｏｕＴｕｂｅ 警察官を名乗るオレオレ詐欺の詐欺電話 実際の会話】
https://www.youtube.com/watch?v=P6M17BZ3xtY&list=PLYpadMja0OeG6agEMdbdA8VMa0W78_NdY&index=6
※特殊詐欺の予兆電話はどの地域でもかってくる可能性があるため、県内全域に情報発信しています。
警察官をかたるオレオレ詐欺の電話にご注意を
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