2023年06月02日06時15分 発表
近畿地方では、2日午前中から夜にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。京都府では、2日昼前から3日未明にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
梅雨前線が対馬海峡から西日本を通って日本の東へのびています。2日5時現在、大型の台風第2号は与論島付近を1時間におよそ20キロの速さで北東へ進んでいます。
前線は2日朝には山陰沖まで北上し、その後3日午前中にかけて近畿地方をゆっくり南下するでしょう。また、台風は3日にかけて日本の南を北東へ進む見込みです。
京都府では、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるため、3日昼前にかけて大雨となる見込みです。特に2日昼前から3日未明にかけては、警報級の大雨となるでしょう。
前線の南下が予想より遅くなった場合には、2日午後を中心に、土砂災害等の危険度がさらに高まるおそれがあります。
[雨の予想]
京都府では、2日昼前から夕方にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みです。
2日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 50ミリ
南部 60ミリ
2日6時から3日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
北部 120ミリ
南部 180ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
[防災事項]
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
[補足事項]
今後発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
次の「大雨に関する京都府気象情報」は、2日16時頃に発表する予定です。
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