昨日の「津波注意報」に引き続き、今日は「津波警報」が発表されたときの正しい避難行動について、ご説明させていただきます。
では、問題です。
Bさんは「宇佐美留田浜辺公園」のすぐそばに住んでいます。Bさんが自宅にいると「緊急地震速報」の放送が流れた直後に大地震が襲来し、数分後に「津波警報」のサイレンが鳴りました。市からは「避難指示」の放送はありませんが、Bさんは自宅から一番近くて「津波浸水区域外の広域避難場所」となっている「宇佐美中学校」を目指して、すぐに避難を開始しました。これは、正しい避難行動でしょうか?
正解は、
「正しい避難行動ではありません。」
「津波警報」が発表されたときには、自宅から立ち退き避難の必要がありますが、Bさんが向かった避難先に問題があります。「津波警報」が発表されたときには、「広域避難場所」や「指定避難所」を目指して避難するのではなく「自宅から一番近い高台(津波浸水区域外)」を目指して避難するのが正解です。
まずは津波から命を守り「津波警報」が解除されるまでは,津波浸水区域には近づかないようにしましょう。もし、「津波警報」が解除された後も、津波被害等により自宅に帰れなくなってしまった場合には、避難所で避難生活を送っていただくことになりますので、「指定避難所」となっている学校の体育館等に移動してください。
Bさんが市からの「避難指示」を待たずに、すぐに避難を開始したことは正しい避難行動です。大雨の時の「土砂災害警戒情報発表に伴う避難指示」などと違い「津波警報」や「津波注意報」は突然発表されますし、最悪の場合、発表から数分で津波は襲来しますので、「避難指示」の発令を待ってからでは逃げ遅れてしまうおそれがあります。自分の判断で避難行動を開始することが、とても大切です。
いかがでしたでしょうか。「津波警報」が発表されたときの正しい避難行動について、ご理解いただけたでしょうか?
年末年始、ご家族等が集まる機会がありましたら、ほんの少しでいいので「防災」について語り合う時間を作っていただければ幸いです。
「防災」について学びたい方は「伊東市総合防災ガイドブック(https://www.city.ito.shizuoka.jp/gyosei/bosai_anzen/hazardmap/6435.html)」をご活用ください。
それではみなさん、よいお年をお迎えください。
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伊東市 危機管理部
危機対策課
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