今月2日の深夜、突然、同報無線から大音量でサイレンが鳴り、何事かと思い飛び起きた方もたくさんいらっしゃったと思います。
フィリピン沖で発生した大地震により、静岡県を含む西日本沿岸を中心に、「津波注意報」が発表されたことによるものでした。
「津波が来るかもしれないときはすぐ避難!」ってことは、みなさんご存知だと思いますが、深夜に鳴っているサイレンが「津波注意報」のサイレンだと気づいたとき「私は避難しなければいけないの?近所のみなさんは避難を始めたかしら?」と不安を感じた方も、たくさんいらっしゃったのではないでしょうか。そこで、今日は「津波注意報」が発表されたときにとるべき適切な行動について、ご説明させていただきます。
では、問題です。
Aさんは「伊東オレンジビーチ」のすぐそばに住んでいます。Aさんが自宅にいると「津波注意報」のサイレンが鳴りました。Aさんは避難した方がよいでしょうか?
正解は、
「避難する必要はありません。」
なぜ、避難する必要がないのか。「津波注意報」は海の中にいる人、例えば海水浴をしている人や港内の船上で仕事をしている漁業者に対し「すぐに海から上がってください!」と呼びかけたり、道路等に波が届かないように設置されている防潮堤(波返し)等よりも海側にいる人、例えば砂浜を散歩している人や釣りをしている人に対し「海岸から離れてください!」と呼びかけるもので、自宅で日常生活を送っている人にまで、避難を呼びかけるものではないからです。つまり「自宅にいれば安全」なのです。
ただし、今回のような「遠地地震発生に伴い発表される津波注意報」の場合は特に、最初「津波注意報」として発表された情報が、「津波警報」に引き上げられることがありますので、注意が必要です。
「津波警報」に引き上げられたとき、すぐに避難ができるよう準備をし、また、同報無線、テレビ、ラジオ、インターネット等からの情報取得に努めてください。
「津波注意報」についてご理解いただけましたでしょうか?正しく理解していれば、必要以上に恐怖を感じたり、慌てたりしなくて済みますよね。
明日は「津波警報」が発表されたときの適切な避難行動について配信します。
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