大雨と雷及び突風に関する神奈川県気象情報
令和6年08月30日 17時17分横浜地方気象台発表
神奈川県では、31日明け方にかけて、土砂災害に厳重に警戒してください。30日夜のはじめ頃にかけて、低い土地や地下施設への浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうに注意してください。
[気象概況]
神奈川県では、伊豆諸島付近の熱帯低気圧や太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が非常に不安定となっています。このため、西部を中心に雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降り、記録的な大雨となって土砂災害や洪水災害の危険度が高まっている地域があります。
また、これまでに降った雨により地盤の緩んでいる所があるため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。
その後も、太平洋高気圧の縁をまわる暖かく湿った空気が流れ込み総雨量が多くなるでしょう。
[雨の実況]
小田原では、30日12時50分までの24時間降水量の日最大値が331.0ミリとなって、観測史上1位の値を更新しました。
降り始め(29日06時)から30日16時までの降水量(アメダスによる速報値)
小田原 420.5ミリ
相模原市中央 347.5ミリ
箱根 341.0ミリ
山北町丹沢湖 279.0ミリ
海老名 279.0ミリ
平塚 263.0ミリ
相模原市相模湖 248.5ミリ
藤沢市辻堂 133.5ミリ
横浜市中区山手町 122.0ミリ
横浜市港北区日吉 121.0ミリ
三浦 63.5ミリ
[雨の予想]
神奈川県では、31日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨の降る所があるでしょう。
30日に予想される1時間降水量は多い所で、
東部 30ミリ
西部 40ミリ
31日に予想される1時間降水量は多い所で、
東部 30ミリ
西部 40ミリ
30日18時から31日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東部 120ミリ
西部 150ミリ
その後、31日18時から9月1日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東部 120ミリ
西部 150ミリ
その後、1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東部 120ミリ
西部 150ミリ
[防災事項]
神奈川県では、31日明け方にかけて、土砂災害に厳重に警戒し、30日夜のはじめ頃にかけて、低い土地や地下施設への浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。その後、9月1日にかけて、土砂災害、低い土地への浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
次の「大雨と雷及び突風に関する神奈川県気象情報」は、図形式の気象情報を、このあと発表する予定です。
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