高波と大雨及び強風に関する神奈川県気象情報
令和6年03月29日 10時55分横浜地方気象台発表
神奈川県の海上では、29日は高波に警戒し、強風に注意・警戒してください。神奈川県では、29日は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
[気象状況と予想]
低気圧が日本海にあって発達しながら北東へ進んでいます。また、前線が南西諸島から東日本を通り、関東の東にのびています。日本海の低気圧は発達しながら北北東へ進み、29日夜には日本海北部に進むでしょう。また、前線は、29日夜にかけて日本の東へ進む見込みです。
このため、神奈川県では低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでおり、29日夕方にかけて大気の状態が非常に不安定となるでしょう。また、海上では、29日は非常に強い風が吹き、海はしける所がある見込みです。
[防災事項]
<高波・強風>
神奈川県の海上では、29日昼前は非常に強い風が吹き、29日夕方にかけて、海はしける所がある見込みです。相模湾では29日昼過ぎにかけて、東京湾(三浦半島)では29日夜のはじめ頃にかけて、高波に警戒してください。東京湾(横浜・川崎)では高波に、神奈川県の海上では強風に、注意・警戒してください。低気圧が現在の予想より発達した場合は、警報級の高波となる地域の拡大や暴風となる可能性があります。
<大雨・雷>
神奈川県では、降り始めからの総雨量が100ミリを超えている地点があり、大雨となっている所があります。29日昼前は雷を伴った激しい雨が降る見込みです。暖かく湿った空気の流れ込みが予想より強まった場合は、警報級の大雨となる可能性があります。29日昼過ぎにかけて、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、29日夕方にかけては、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
[雨の実況]
降り始め(28日17時)から29日10時までの降水量(アメダスによる速報値)
相模原市中央 114.5ミリ
小田原 113.0ミリ
箱根 108.5ミリ
海老名 74.0ミリ
平塚 71.0ミリ
山北町丹沢湖 56.5ミリ
[量的予想]
<波の予想>
29日に予想される波の高さ
東京湾(横浜・川崎) 2.5メートル
東京湾(三浦半島) 4メートル
相模湾 5メートル
の見込みです。
<風の予想>
29日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
陸上 18メートル(30メートル)
海上 20メートル(30メートル)
の見込みです。
<雨の予想>
29日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 30ミリ
西部 30ミリ
29日12時から30日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 20ミリ
西部 20ミリ
の見込みです。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
次の「高波と大雨及び強風に関する神奈川県気象情報」は、29日17時頃に発表する予定です。
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