令和5年 台風第7号に関する神奈川県気象情報
令和5年08月14日 17時21分横浜地方気象台発表
神奈川県では、台風第7号の影響により、15日未明から夜遅くにかけて、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水に警戒してください。15日にかけて、うねりを伴った高波に警戒してください。関東甲信地方では14日夜から15日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
[台風の現況と予想]
強い台風第7号は、14日15時には潮岬の南東約170キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北西へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風は、日本の南を北上して、15日は近畿地方から東海地方にかなり接近し、上陸するおそれがあります。その後、16日は日本海を北へ進む見込みです。
神奈川県では、台風の影響で、暖かく湿った空気が流れ込んでおり、15日にかけて、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。
[防災事項]
<大雨・雷・突風>
神奈川県では、台風第7号周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、15日にかけて断続的に激しい雨や非常に激しい雨が降り、大雨となる見込みです。15日未明から夜遅くにかけて、土砂災害や河川の増水・氾濫、低い土地の浸水、地下施設への浸水に警戒してください。
また、15日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しのある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。
<高波>
台風第7号の影響により、神奈川県の海上では、15日にかけて、うねりを伴い警報級の高波となる見込みです。うねりを伴った高波に警戒してください。
[量的予想]
<雨の予想>
14日から15日にかけて予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 40ミリ
西部 50ミリ
14日18時から15日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 200ミリ
西部 250ミリ
の見込みです。
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
その後、15日18時から16日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 50から100ミリ
西部 100から150ミリ
その後、16日18時から17日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
東部 およそ50ミリ
西部 50から100ミリ
の見込みです。
<波の予想>
14日に予想される波の高さは、
東京湾(横浜・川崎) 1.5メートル
東京湾(三浦半島) 3メートル うねりを伴う
相模湾 5メートル うねりを伴う
15日に予想される波の高さは、
東京湾(横浜・川崎) 1.5メートル
東京湾(三浦半島) 3メートル うねりを伴う
相模湾 5メートル うねりを伴う
16日に予想される波の高さは、
東京湾(横浜・川崎) 1メートル
東京湾(三浦半島) 2.5メートル うねりを伴う
相模湾 3メートル うねりを伴う
の見込みです。
[補足事項]
今後発表する防災気象情報に留意してください。
また、土砂災害や浸水害及び洪水害の危険度に関しては「気象庁ホームページ」のキキクル(危険度分布)をご確認ください。
次の「令和5年 台風第7号に関する神奈川県気象情報」は、バーチャート形式を掲載した図形式の気象情報を、このあと発表する予定です。
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