火山の状況に関する解説情報をお知らせします。
発表日時:2023年07月10日16時00分
状況と火山名:【レベル2(火口周辺規制)】浅間山
<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
7月7日から7月10日15時までの浅間山の火山活動の状況についてお知らせします。引き続き、山頂火口から概ね2kmの範囲では、大きな噴石や火砕流に警戒してください。
浅間山では、3日頃から5日頃にかけて山体の西側での膨張を示すと考えられる傾斜変動が大きくなり、4日以降火山性地震が増加しましたが、傾斜変動は鈍化し、地震回数はやや減少しています。
今期間、火山性地震の日回数は、7日158回、8日84回、9日67回、10日15時までに49回(速報値)でした。また、本日(10日)実施した火山ガス(二酸化硫黄)観測では、1日あたりの放出量は1100トン(前回7月6日、200トン)でした。
浅間山では、山体の西側での膨張を示すと考えられるわずかな地殻変動が継続しており、火山性地震の緩やかな増加傾向がみられています。また、火山ガス(二酸化硫黄)放出量は3月下旬以降、それ以前に比べて多い状態が続いており、山頂火口では熱活動の高まりが認められます。
引き続き、山頂火口から概ね2kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。
山頂火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石や火砕流に警戒してください。地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
噴火時には、風下側では火山灰だけでなく小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
次の火山の状況に関する解説情報は、14日(金)16時頃に発表の予定です。
なお、火山活動の状況に変化があった場合には、随時お知らせします。
発表日時:2023年07月10日16時00分
状況と火山名:【レベル2(火口周辺規制)】浅間山
【レベル1(活火山であることに留意)】富士山
本日、全国の活火山の活動状況や警戒事項を取りまとめた月間火山概況(令和5年6月)を発表しました。その概要は以下のとおりです。詳しくは月間火山概況及び火山活動解説資料を参照ください。
警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです。その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和5年7月10日14時現在)。
諏訪之瀬島では、9日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
口永良部島では、26日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げ、更に27日に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)に引き上げました。
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、7月7日(期間外)に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)から2(火口周辺規制)に引き上げました。
————
※利用者情報の変更・解除はコチラ
https://service.sugumail.com/kawagoe/m/u/i/6ea2807cf63da3b2c0db433d9cf881e6
———-
川越市 防災危機管理室