本年6月24日、青森県内居住のAさん(20歳代、男性)のスマートフォンに、警視庁捜査二課のヤマシタと名乗る男から、+1833で始まる電話番号の着信があり、「ナカムラグループという詐欺グループのメンバーの一人を逮捕した。その自宅を捜索したところ、あなた名義のキャッシュカードが出てきたため、あなたが容疑者として浮上している。捜査を担当しているのは宮城県警であり、今から宮城県警のLINEを教えるのでそちらとやり取りして欲しい。」と指示されました。
Aさんが、教えられたLINEアカウント名「わ396−16」を登録したところ、スーツ姿の宮城県警のオダと名乗る男から、LINEのビデオ通話機能で、警察手帳を見せられ、オダから口座情報を聞かれ、「ヤマシタから説明のあったとおり、あなたの犯罪関与を疑っているため、口座を調査する必要がある。お金の動きを調べるため、あなたの口座から私の指定する口座に100万円を振り込んで欲しい。」と言われ、Aさんは自分の口座から、ネットバンキングを利用して、指定された大手金融機関の個人名義口座に、100万円を振り込みしました。
しかし、振込後、相手の電話番号をネットで検索したところ、詐欺に使われている電話番号であることがわかり、被害に気が付いたものです。
○ 警察官などをかたり、金銭を要求するのは詐欺です。
○ 犯人はLINEなどで連絡を取り合い、逮捕状や警察手帳などを見せて信じ込ませようとしますが、警察がLINEなどで連絡することはありません。
○ 急に電話があった後、現金を要求された際は、家族、知人、最寄りの警察署や交番・駐在所に相談し、絶対に1人で対応しないでください。
八戸警察署 0178−43−4141
八戸警察署で警察官をかたる100万円被害の特殊詐欺を認知
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