本年3月上旬頃、青森県内居住のAさん(70歳代・男性)の自宅電話に、デジタル庁通信管理局の「長谷川浩二」を名乗る男から「あなたの携帯電話が不正に契約されています。2時間以内に新宿警察署に被害届を出してください。」と電話があり、更に、新宿警察署の「カツラギ」を名乗る男が電話口に出て「特殊詐欺の大ボスであるカンダを逮捕したところ、あなた名義の口座に被害金約1億7000万円が振り込まれているのが確認できた。」と言われ、LINEでやり取りするように指示されました。
その後、Aさんは、「カツラギ」とLINEメッセージや通話でやり取りするなかで、株を保有していることを伝えてしまったところ、「あなたに逮捕状が出ています。あなたの持ち株が犯罪に絡んでいる可能性があります。」と言われ、LINEメッセージで逮捕状の画像を示され、検事と称するLINEアカウント「石原聡」とやり取りするように指示され、「石原」からLINEメッセージや通話で「株を調査するため、株を売って、その売上金を金融庁の口座に送ってください。」と言われたことから、Aさんは、所有していた株を売却した後、4月9日、青森県内の金融機関の窓口で、指定された個人名義口座に、株の売却代金である現金150万円を送金しました。しかし、振込後、カツラギ、石原のLINEアカウントが削除されたことから、被害に気が付いたものです。
〇 警察官などをかたり、金銭を要求するのは詐欺です。
〇 犯人はLINEなどで連絡を取り合い、逮捕状や警察手帳などを見せて信じ込ませようとしますが、警察がLINEなどで連絡をすることはありません。
〇 急に電話があった後、現金を要求された際は、家族、知人、最寄りの警察署や交番・駐在所に相談し、絶対に一人で対応しないでください。
八戸警察署 0178−43−4141
八戸警察署で警察官などをかたる150万円被害の特殊詐欺を認知
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