令和6年2月15日頃、青森県内に居住するAさん(20歳代、男性)のスマートフォンに、国際電話番号から着信があり、自動音声で
〇あなたの携帯電話が2時間後に使えなくなる。
〇北海道警察に被害届を出してください。
などと言われた。
その後、別の国際電話番号から着信があり、今度は、北海道警察の「ササキ」を名乗る男からの電話であり、Aさんは、通話やLINEで
〇詐欺グループを逮捕したが、あなた名義の通帳やキャッシュカードを持っていて、あなたが容疑者と
して浮上している。
〇逮捕されないためには、保釈保証金300万円を支払う必要がある。
などと伝えられた後、検事の「タキガワ」を名乗る男から
〇あなたを逮捕する予定だ。
などと電話があったので、同月19日、前記ササキから指定された個人名義口座に、青森県内にある金融機関ATMから現金300万円を振り込んだ。
しかし、Aさんは、同月22日、ササキから、新たにAさん名義の通帳やキャッシュカードが見付かったので保釈保証金600万円くらいが必要になるなどと言われたことから、同月24日、知人に相談したところ、詐欺であることを指摘されたため、被害に気付いたもの。
●犯人グループは、警察官などのほか、家族をかたったり、実在する病院名、法人名をかたって、現金を要求する電話をかけてきます。
●警察が事件・事故の示談金や保釈金などの現金を要求することは絶対にありません。
●急に電話があった後、現金を要求された際は、家族、知人、警察署、最寄りの交番、駐在所に相談し、絶対に1人で対応しないでください。