年末年始及び旧正月には家畜伝染病の発生リスクがさらに高まります。
高病原性鳥インフルエンザについては、今年10月に北海道で発生し、以降11道県15事例の家きん飼養農場での発生が確認されています。12月3日には、児湯郡川南町での発生があったことに加え、既に県内への渡り鳥の飛来シーズンの最盛期を迎えていることから、渡り鳥等によってウイルスが県内へ広く拡散されています。引き続き、鶏舎へのウイルス侵入防止対策について『隙なく』『例外なく』徹底することが重要です。
加えて、ウイルスのまん延を防止するためには、農場からの早期通報の徹底が必要です。特に、通常を大きく上回る家きんの死亡が確認された場合は、その時点で管轄の家畜保健衛生所へ通報するようお願いします。
また、豚熱については、今年6月に佐賀県内の野生いのししへの感染が確認されており、本州・四国では豚熱ワクチン接種農場においても発生が確認されていることから、これらの野生いのししや本州からの導入豚による農場へのウイルス侵入リスクが極めて高い状況です。このため、農場に設置している防護柵や防鳥ネットの点検に加え、導入豚を適切に隔離し、毎日の健康観察を行うなど、発生防止対策の継続が重要です。
一方、アフリカ豚熱及び口蹄疫については、中国、韓国等を含む東アジア地域で広く流行している状況にあります。昨今のインバウンド需要の高まりを受け、訪日外客数が増加していることから、これらのウイルスが県内へ侵入するリスクが非常に高まっています。
これから年末年始及び旧正月を迎え、人や物の動きが活発化することが想定されるため、改めて、以下の項目について、家畜防疫対策の取組の強化をお願いいたします。
農家の皆様方におかれましては、飼養衛生管理基準を遵守し、
不要な人の農場立入の制限、農場及び畜舎専用服・靴への交換、
消毒の徹底(踏込消毒槽の適切な使用及び消毒薬の適宜交換など)、
鶏舎の破損や防鳥ネットの破れなどの点検等、
発生防止対策の取組の一層の強化をお願いします。
また、口蹄疫の特定症状(泡状のよだれや水ぶくれなど)や豚熱・アフリカ豚熱の特定症状(紫斑、異常豚や流死産の増加、死亡豚の増加等)、不審な野生いのししの死体を発見した場合は直ちに管轄の家畜保健衛生所へ通報してください。
家畜伝染病から家畜の命を守るのはあなた自身です。周りの方にも呼びかけ、日本一安全・安心な畜産県を目指しましょう。
【問い合せ先 宮崎県家畜防疫対策課 0985-26-7139】
※皆様の周りの防災メール未加入の方へ加入を呼びかけましょう。
登録手順
https://www.pref.miyazaki.lg.jp/kiki-kikikanri/bosai/chishiki/manual.html
農政水産部では「ひなたMAFiN」により県の農林水産業について情報発信を行っています。
農場消毒の方法等、役立つ情報を 発信していますので下記リンクよりご活用ください。
https://hinatamafin.pref.miyazaki.lg.jp/soshiki/kachikuboekitaisakuka/toriinnfuruennza/1634.html
登録内容の変更・配信解除は次のリンク先にアクセスしてください。
https://raiden2.ktaiwork.jp/register2/update?aid=877&uid=18414e3ac49dda5f326b2096a80c9c3f7d9359cf
年末年始及び旧正月の時期における家畜防疫対策の徹底について
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