令和7年8月2日、今治署管内で、警察官をかたるオレオレ詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和7年8月2日、今治市在住の40歳代女性の携帯電話機に、京都府警の警察官を名乗る甲男から電話があり、女性の名前や生年月日、住民票上の住所地などの個人情報を告げて本人確認をし、信用させた上で、「あなた名義の口座が、特殊詐欺に使われているので調べなければならない。」などと言われ、その後、SNSのビデオ通話で、警察官の制服姿の乙男から、女性の名前や事件の概要が書かれた書類を見せられた上、「あなたの口座で、不正取引があるかどうかの確認は、検察官にしかできない。検察官が来てくれているので、話してほしい。」などと言われて、女性は、検察官を名乗る丙男と、ビデオ電話で通話をすることとなりました。
そして、丙男に、口座の最終取引状況を伝えたところ、「あなたの口座から凍結されている口座に振込みをすれば、あなたへの不正送金の有無が分かる。今から150万円を振り込みなさい。」などと言われ、これを信用した女性は、同日、今治市内のスーパーに設置されたATMから、丙男から指定された口座に150万円を振り込み、だまし取られました。
【だまされないための対策】
〇警察官等をかたり、捜査や優先調査名目で現金等をだまし取るオレオレ詐欺の被害が増加しています。
〇警察は、SNSで連絡することはありません。
また、ビデオ通話で警察手帳を見せたり、逮捕状の画像を送信したりすることはありません。
〇警察官が、「+」「010」で始まる国際電話番号から電話をかけることはありません。
最近では、多くの警察施設で使われている末尾が「0110」の電話番号を使用したり、実際の警察署の電話番号を偽装使用するなど、手口が巧妙化・複雑化しています。
警察官等を名乗る者から電話で捜査対象となっているなどと言われた場合は、一旦電話を切って、警察相談専用電話(#9110)やご自身で調べた警察署の電話番号等にご相談ください。
※警察庁のホームページでは、警察官をかたるオレオレ詐欺の事例や被害状況、対策を紹介しています。
一度確認し、警察官をかたるオレオレ詐欺の被害に遭わないようにしましょう。
→https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/new-topics/241218/02.html
※特殊詐欺の被害は県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。
【被害】「SNSで逮捕状」は詐欺!
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