令和6年12月25日に松山南署管内で、被害総額約1億円のSNS型投資詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和6年7月中旬、松山市在住の60歳代男性の携帯電話にSNSを通じて大手証券会社のチーフアナリストを名乗る甲から原油の先物取引に関するメッセージが届き、同人から投資に関するサポートを受けることとなり、アシスタントを名乗る乙や先物取引の情報を共有するグループアカウントを紹介されました。
原油の先物取引を始めるに当たり、専用サイトのアカウント登録を行い、カスタマーサポートを名乗る丙から指示を受け、同年8月9日から同年9月2日までの間に、原油投資名目で松山市内の金融機関等に設置されたATM又はインターネットバンキングを利用して、指定された口座に11回にわたり、合計約8,000万円を振り込みました。
その後、アカウント上で利益が出たことから、男性が出金しようとしたところ、甲から、「出金するには手数料が必要である。」と言われ、さらに、「不正アクセスを検出したのでアカウントを凍結した。システムを正常化して取引を再開するにはリスク証拠金が必要。」「取引所がある海外の政府に所得税を支払う必要がある。」などと言われ、これを信用した男性は、同月18日及び25日に松山市内の商業施設に設置されたATM又はインターネットバンキングを利用して、指定された口座に合計約2,000万円を振り込み、それぞれだまし取られました。
【被害に遭わないためのポイント】
SNSを利用した投資詐欺が急増しています。
〇実在する著名人をかたる。
〇直接会話することなく、SNS上のメッセージだけでやりとりする。
〇都度、異なる個人・法人名義の口座にお金を振り込ませようとする。
〇現金の振込みを急がせる。
〇口座凍結解除名目等、色々な理由をつけて現金を振り込ませようとする。
などがあれば、一度冷静になり、家族や友人、警察に相談してください。
※SNS型投資詐欺の被害は、特殊詐欺被害と同じように、県内各地で発生するおそれがあるため、発生地以外の市町の方にも配信しています。
SNS型投資詐欺の被害を認知しました
愛媛県警察 安全・安心メールマガジン
愛媛県 の防災・防犯(安全・安心) 情報
スマートフォン版 : 防災・防犯(安全・安心)
パソコン版 : 防災・防犯(安全・安心)