令和6年10月11日、松山市、新居浜市において、オレオレ詐欺の予兆電話を3件認知しました。
【予兆電話内容】
1 令和6年10月11日午前11時30分頃、松山市(松山南署管内)在住の60歳代女性方の固定電話に、「総務省総務部電波障害審議会です。あなた名義で携帯電話が契約されています。この携帯から1万件以上の詐欺まがいのメールが送信されており、あなたが首謀者だと思われています。このままではあなたのネットワーク関係がすべて停止します。もし被害届を出されるのであれば、地元の警察では受理できないので、担当の警察署におつなぎします。」などと電話がありましたが、女性が詐欺の電話だと思い、相手に折り返しの電話番号を確認してその番号をインターネットで検索したところ、総務省の電話番号ではなかったため警察に相談したことで被害には遭っていません。
2 同日午後0時頃、松山市(松山西署管内)在住の80歳代女性方の固定電話に、「2時間後に通信が切れます。番号1を押して。」などと音声ガイダンスの電話がありましたが、女性が不審に思い電話を切ったことで被害には遭っていません。
3 同日午後1時頃、新居浜市在住の50歳代女性方の固定電話に、総務省職員を名乗る男から、「すべての電話を2時間後に止めます。オペレーターにつなぎますか。」などと電話があり、女性が男に電話を止める理由を尋ねたところ、「あなたの携帯電話から、迷惑メールが発信されております。今、誰かと一緒にいますか。」などと言われましたが、女性が不審に思い、相手の電話番号を確認したところ電話が切れたため、被害には遭っていません。
また、女性がディスプレイに表示された相手の番号を確認したところ、国際電話番号からの電話でした。
※ これらの予兆電話は、この後、警察官や検察官を名乗る犯人に電話がつながり、「あなたを逮捕することができる。」「資金調査をする必要がある。」などと言われ、お金の振込みを要求されたり、インターネットバンキングの開設を求められたりするオレオレ詐欺に発展します。
【被害に遭わないためのポイント】
〇突然、「電話が止まる。」などと電話があっても焦らず、一旦電話を切りましょう。
〇相手が官公庁職員や警察官を名乗っていても信用せず、「折り返します」と伝え、相手の所属や氏名、連絡先を確認してください。
〇警察官を名乗るオレオレ詐欺の電話で犯人は、「地元の警察ではこの事件のことは分からない。」「捜査の秘密があるので誰にも言ってはいけない。」などと、警察や家族に相談させないような言葉を言ってきます。
〇相手が誰であっても、電話でお金の話になれば、一旦電話を切り、家族や知人、警察に相談しましょう。
※特殊詐欺被害アラート発令中!
【10月7日(月)?10月14日(月)】
※愛媛県警察公式YouTubeチャンネルで、愛媛県内に居住する方にかかってきた、実際の詐欺電話・音声を公開中です。
音声を確認して、詐欺の手口を知りましょう。
→ 【愛媛県警察公式YouTube 詐欺電話】
https://www.youtube.com/playlist?list=PLYpadMja0OeG6agEMdbdA8VMa0W78_NdY
※特殊詐欺の予兆電話は、県内全域でかかる可能性があるため、全域に情報発信しています。
「通信が切れる」「すべての電話が止まる」という詐欺電話に注意!
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