令和6年4月30日に松山南署管内で、還付金詐欺の被害を認知しました。
【被害の状況】
令和6年4月25日、東温市に住む70歳代女性方の固定電話に、市役所職員を名乗る男から、「保険料の還付金が3万円あります。」「書類を10月に送っていますが、締切りが今日までです。」「書類がなくても手続はできます。」「担当者から電話をさせます。」などと電話があり、その後すぐ、金融機関職員を名乗る別の男から、「キャッシュカードと携帯電話を持って、近くのATMに行ってください。」などと言われ、女性はこれを信用したが、携帯電話を持っておらず、すぐに対応できないので、「弟が携帯電話を持っているので、弟に行ってもらいます。」と説明したところ、「電話をかけなおします。」と言われた。
翌26日、金融機関職員を名乗る男から、「弟さんにキャッシュカードを渡して、暗証番号も伝えてください。」「こちらから弟さんの携帯電話に連絡します。」などと電話があったことから、女性は弟の携帯電話番号を相手に教え、その後、弟にキャッシュカードを渡し、東温市内の金融機関に行ってもらった。
女性の弟が同金融機関に到着すると、女性の弟の携帯電話に金融機関職員を名乗る男から電話があり、同人の指示どおり、女性の弟がATMを操作したところ、相手方が指定した口座に、現金合計約100万円が振り込まれることとなり、だまし取られたもの。
【被害に遭わないためのポイント!】
〇「ATMで払戻金が受け取れる」は詐欺です。
公的機関や自治体、また金融機関の職員が、電話でATMの操作を依頼することは、絶対にありません。
〇携帯電話を使用しながらATMを操作している方を見かけたら、すぐに操作を中止するよう、勇気ある声掛けをお願いします。
※ 還付金詐欺の被害は県内全域で発生する可能性が高いことから、発生地以外の市町の方にも配信させていただきます。