令和5年台風第6号に関する山口県気象情報 第13号
令和5年8月10日06時31分 下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では、暴風やうねりを伴った高波に警戒し、土砂災害に注意してください。九州北部地方(山口県を含む)では、線状降水帯による非常に激しい雨の降りやすい状況が続いています。
(本文)
台風第6号は、10日5時には、対馬市の南西約90キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北へ進んでいるものと推定されます。台風は、暴風域を伴って10日朝にかけて対馬海峡を北上して、朝鮮半島に進む見込みです。
このため、山口県では海上を中心に、10日朝にかけて非常に強い風が吹き、日本海側では、10日夜遅くにかけてうねりを伴ったしけとなる見込みです。瀬戸内海では、10日朝にかけてうねりを伴った高波に警戒してください。
台風は九州の西の海上を北上する見込みですが、台風を取り巻く発達した雨雲が中心からやや離れた所に位置しているため、山口県では、10日朝にかけて激しい雨が降るおそれがあります。
また、大気の状態が非常に不安定となっており、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
<雨の実況>
降り始め(9日6時)から10日6時までの降水量(アメダスによる速報値)
美祢市秋吉台 62.0ミリ
美祢市東厚保 59.0ミリ
宇部 44.0ミリ
下関市豊田 39.0ミリ
山口市前町 37.0ミリ
<雨の予想>
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 30ミリ
中部 30ミリ
東部 30ミリ
北部 30ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 50ミリ
中部 150ミリ
東部 150ミリ
北部 50ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
<風の予想>
10日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
日本海側 20メートル(30メートル)
瀬戸内側 20メートル(30メートル)
陸上 20メートル(35メートル)
<波の予想>
10日に予想される波の高さ
日本海側 5メートル うねりを伴う
瀬戸内側 3メートル うねりを伴う
<防災事項>
暴風やうねりを伴った高波に警戒し、土砂災害に注意してください。
また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。
発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には建物内に移動するなど安全確保に努めてください。
今後、発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
台風の進路や、土砂災害、浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては「気象庁ホームページ」などもご利用ください。