大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第16号
令和5年7月10日11時26分 下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では10日夜遅くにかけて、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
(本文)
梅雨前線は対馬海峡に停滞し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、山口県では、10日夕方にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降る見込みです。降り始めからの降水量が7月の月平均降水量を超える300ミリに達し、土砂災害や洪水害の危険度が高まっている所があります。また、落雷や竜巻などの激しい突風が発生するおそれがあります。
<雨の実況>
降り始め(7日6時)から10日11時までの降水量(アメダスによる速報値)
下関市竹崎 336.5ミリ
宇部 321.5ミリ
美祢市東厚保 297.0ミリ
下関市豊田 289.5ミリ
防府 285.0ミリ
<雨の予想>
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 50ミリ
中部 50ミリ
東部 50ミリ
北部 30ミリ
10日12時から11日12時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 120ミリ
中部 120ミリ
東部 120ミリ
北部 120ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。