大雨と落雷及び突風に関する山口県気象情報 第10号
令和 5年 7月 9日06時03分 下関地方気象台発表
(見出し)
山口県では、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。
(本文)
梅雨前線が対馬海峡に停滞しています。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため前線の活動が活発となっており、大気の状態が非常に不安定となっています。梅雨前線は11日にかけて対馬海峡付近に停滞する見込みです。
このため、山口県では、9日昼前にかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、その後も11日にかけて断続的に激しい雨が降り大雨となるおそれがあります。また、落雷や竜巻などの激しい突風のおそれもあります。
これまでの大雨により広い範囲で地盤が緩んでおり、今後の雨で土砂災害の危険度が高まる見込みです。
<雨の実況>
降り始め(7日6時)から9日5時までの降水量(アメダスによる速報値)
下関市竹崎 175.0ミリ
宇部 172.5ミリ
下関市豊田 163.5ミリ
防府 157.5ミリ
美祢市東厚保 147.5ミリ
<雨の予想>
9日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 50ミリ
中部 50ミリ
東部 50ミリ
北部 50ミリ
10日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 30ミリ
中部 30ミリ
東部 30ミリ
北部 30ミリ
9日6時から10日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 150ミリ
中部 150ミリ
東部 150ミリ
北部 150ミリ
10日6時から11日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 100から150ミリ
中部 100から150ミリ
東部 100から150ミリ
北部 100から150ミリ
その後、11日6時から12日6時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
西部 50から100ミリ
中部 50から100ミリ
東部 50から100ミリ
北部 50から100ミリ
<防災事項>
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
今後発表する警報や注意報、気象情報などに留意してください。
土砂災害や浸水害、洪水害のキキクル(危険度分布)に関しては、「気象庁ホームページ」などを確認してください。