令和5年9月10日午後0時頃、厚別区厚別北1条2丁目付近に居住する高齢女性の家に、突然介護関係の会社職員を名乗る者から「高齢者施設に優先的に入居できる権利に当選した」旨の電話がかかってきました。
女性が入居を断ったところ、「では、別の人に権利を譲る」「あなたの名義を少しだけ貸してほしい」等の説得をされたもので、家族が詐欺に気が付いて被害はありませんでした。
これは架空請求詐欺の手口であり、この後「名義貸しは違法になる」「警察に逮捕される」等と脅され、弁護士費用などを装いお金を要求する詐欺の被害に遭う可能性があります。
犯人は、「逮捕される」「資産が差し押さえられる」等と不安をあおるようなことを言い、被害者から正常な判断能力を奪おうとします。
「名義を貸して」と言われたらまず架空請求詐欺を疑い、一人で抱え込まずに家族や警察に相談しましょう。【配信:厚別警察署】