工事業者や宅配業者を名乗る者が「工事のお知らせにきた」「荷物をお届けにきた」などと言って、玄関ドアを開けさせて押し入り、金品を奪う手口(押し込み強盗)や、窓ガラスを割って強引に家の中に押し入ったり、夜間に家に忍び込み、家人を縛り上げ、金品を奪う手口などの強盗が、全国で複数件、発生しています。
【押し込み強盗への防犯対策】
1,訪問者はモニター付きインターホンやドアスコープで確認し、必要でない場合はインターホンごしやドアごしに対応する。
2,ドアを開ける場合でも、ドアチェーンをかけた状態で対応する。
開ける前に、万が一のさいにすぐ緊急通報できるよう、携帯電話を手にもっておく。
3,宅配便の場合は、ドアを開ける前に送り主を確認する。
荷物は入口付近に置いてもらう。宅配ボックスがある場合は活用する。
伝票の受け渡しは、ドアチェーンをかけた状態でおこなう。
4,工事業者を名乗る者が「近くで工事がある。説明したいので外に出てきてほしい」と言ってきたら、インターホンごしやドアごしに対応するか、「資料(工事のお知らせ文書)をポストに入れておいてください。何かあればこちらから連絡します」と答える。
アポなしで資料も持たずに訪問してきた場合には特に注意する。
5,設備点検などの場合は事前に管理会社などから連絡があった場合のみ対応する。一人で対応するのが不安な場合は、家族や管理会社などに立ち会ってもらう。
【帰宅時の押し入りへの防犯対策】
1,あとをつけられていないか、周囲に気を配る。
2,見知らぬ人と一緒にエレベーターに乗らない
3,玄関の前に着いたら、再度不審者はいないか、周囲に変化はないか確認してからカギを取り出す。
4,部屋の中に誰もいなくても「ただいま」と言って中に入る。
5,帰宅後はすぐに玄関ドアのカギをかける。
金品だけでなく、身体にも危害が及んでしまう可能性がある「押し込み強盗」は、狙われる”スキ”を作らないようにすることが重要です。
【侵入されないための防犯対策】
1,確実な施錠とツーロック対策
犯人は、まずカギのかかっていない箇所からの侵入を試みるので、常にカギをかけましょう。そして、ドアのカギは2つ以上、窓には補助錠や防犯フィルムをつけるようにしましょう。
2,センサーライトの活用
玄関やバルコニーに、人の動きを感知して光る「センサーライト」を設置しましょう。犯人は侵入しようとしているところを人に見られるのをおそれる傾向にあります。センサーライトが光ることで近隣からの注目が集まるため、犯人がセンサーライトの存在に気づくだけで侵入をあきらめ、退散する可能性もあるので、センサーライトの設置は非常に効果的です。
3,携帯電話や子機は肌身離さず
物音や自宅内への侵入に気づいたときは、犯人を取り押さえようと立ち向かうのはとても危険です。
犯人は刃物などの凶器を持っているかもしれません。手元に携帯電話や固定電話機の子機を常に持つことで、すみやかに110番通報をすることができます。
就寝時には枕元に携帯電話等を置いておきましょう。
また、日頃から通報のシミュレーションをしておくと良いでしょう。
4,防犯砂利の敷き詰め
犯罪者は大きな音で周囲に気付かれることを嫌います。侵入口になりそうな窓などのまわりに、踏むと通常の砂利(じゃり)よりも大きな音がする「防犯砂利」を敷きましょう。夜中には特に効果的です。ホームセンター等で販売しています。
5,防犯カメラの設置
犯罪者は、犯行をしやすそうなところを狙います。防犯カメラが設置してあると、防犯対策してある家だという印象を与え、犯行の抑止効果が高くなります。ダミーも含め、様々な価格帯のカメラが販売されています。
6,雨戸がある場合は、就寝前に雨戸もしめましょう。
【防犯ブザーの活用】
1,声が出せない状況でも簡単な操作で大きな音を出すことができる防犯ブザーは安価で便利なので活用しましょう。
2,ドアの内側に防犯ブザーがあると、玄関口での対応で万一のさいにすぐに鳴らすことができます。
3,就寝時に枕元に防犯ブザーを置いておくのも一つの手です。
【見える、見せる防犯】
目に見える防犯対策を講じていると、犯人は、この家には入りづらい、警戒心が強い家だ、という印象を与え、犯行をあきらめる場合があります。
是非とも、「見える、見せる防犯対策」を実行しましょう。
【『いつもと違う』と思ったら通報】
近所にいつもと違う人がいる、いつもと違う車が止まっている、など『いつもと違う』は何かの前兆サインかもしれません。
不審な点があれば、110番通報又は大和警察署(電話:046-261-0110)へ通報をお願いします。
【本メール配信担当:大和市役所生活あんしん課(046-260-5048)】